『名刀百華』シリーズの2を調べてみました。様々な太刀を見ているとその微妙な違いが分かってきて、興味が段々と出てきました。
博物館などは刀剣女子さんたちで盛況らしいのですが、すごく分かる気がしてきます。
◆大包平(おおかねひら)〜平安時代
大包平は、平安時代の古備前派の刀工包平作の日本刀。国宝に指定されています。なんと現存する全ての日本刀中の最高傑作として知られ、童子切安綱(どうじぎりやすつな)と並び称されて「日本刀の東西の両横綱」と例えられることもあるとのこと。
「名刀百華 Vol.2」2.「一期一振」安土桃山時代
◆一期一振(いちごひとふり)〜安土桃山時代
一期一振とは、粟田口吉光作の日本刀。田口吉光は鎌倉時代中期の山城国で活躍した刀工で、彼の作る日本刀は、正宗や郷義弘とともに名物三作として古来から珍重されているのですが、彼の作品は短刀ばかりだったとのこと。
で、太刀はこの一振しか作らなかったとされているため「一期一振」と呼ばれたとされています。この刀、朝倉家→毛利家→豊臣家→徳川家と次いで、現在は皇室の御由緒物とされています。
「名刀百華 Vol.2」3.「童子切安綱」平安時代
◆童子切安綱(どうじぎりやすつな)〜平安時代
平安時代の伯耆国の大原の刀工・安綱作の日本刀。天下五剣の一つで、大包平と共に「日本刀の東西の両横綱」と称される最も優れた名刀とされています。もちろん、日本の国宝。
斬れ味に関しては、江戸時代に町田長太夫という試し斬りの達人が、6人の罪人の死体を積み重ねて童子切安綱を振り下ろしたところ、6つの死体を切断しただけではなく刃が土台まで達した、という逸話が残っています。すごい切れ味(´⊙ω⊙`)
名の由來は、大江山に棲み着いた酒呑童子を源頼光がこの太刀で切り落としたという伝承から名付けられたそうで。
「名刀百華 Vol.2」4.「長曽祢虎徹」江戸時代
◆長曽祢虎徹(ながそねこてつ)〜江戸時代
他の太刀にくらべると一番新しい江戸時代のものです。元々は甲冑師でしたが50歳にして刀鍛冶に転じたとされています。
江戸時代の刀工・虎徹は幾度となく銘の切り方を変えているそうなのですが、その一つが「長曽祢虎徹入道興里」です。これは、生前から贋作が出回ったことが理由とのこと。
この刀、所持者で有名なのが新撰組の近藤勇。「今宵の虎徹は血に飢えている」なんてセリフが有名ですな。この近藤勇の虎徹、最近では偽銘説が有力視されているそうで・・・。
「名刀百華 Vol.2」5.「蜻蛉切」戦国時代
◆蜻蛉切(とんぼきり)〜戦国時代
戦国時代の猛将、本多忠勝が愛用したことで知られている天下三名槍の一つです。ちなみに残りの2槍は、御手杵(おてぎね)、日本号(にほんごう)です。
名称の由来は、戦場で槍を立てていたところに飛んできた蜻蛉が当たって二つに切れたことから、その名がついたといいます。
エフトイズ『名刀百華』2
刀身だけを用意にサイズは1/8、拵え付の刀は1/12スケールでモデル化し、ディスプレイ用の刀架をセットにしています
全5種
ブラインドパッケージ仕様 5,000円(税別) ※1ボックス(10個入り)
発売日 2015年9月
◆ディスプレイがダウンロードできます。
飾るにはとても良いです(^^)
<最安店は?>
通販では駿河屋さんですが、すでに新品の発売は終了していますので、バラでコンプするしかなさそう・・・。
→【駿河屋】<中古>名刀百華
ポイントやギフト券がある方は楽天やAmazonも♪コンプセットもありますね。
コメント 0